特許出願中
1.よりダイレクトに、限りなくリアルに。
『より実践的に』『限りなくリアルに』をコンセプトに開発された本製品は、フレーム前後にシリンダを装着しフロントとリアのスライド、車体に掛かるヨーモーメントの動きを表現。
今までになかった、アンダー方向、オーバー方向の2種類のスライドを同時に表現することによって、車体全体の状況を把握できるようになり、より車の性能を引き出す走りが可能になります。
緻密に調整された8軸プログラムが実車で起こる様々なシーンの動きを表現。
ドライビングテクニックの向上をサポートし、より質の高いフィーリングを提供します。
2.限界域でのコントロール性の追求。
ドライバーがクルマと対話する重要な部位であるシート、ステアリング、シフトノブのセッティング自由度はそのままに、実車同様のスライド感を体感でき、限界域でのコントロール性の再現力にさらに磨きをかけました。
前後に追加されたシリンダがシミュレータ全体を回転させることにより、従来のシート回転によるスライドフィーリングより、さらにリニアなスライド動作を実現しました。
8軸シリンダ制御レーシングシミュレータ
“走る”曲がる“止まる”、そして“スライド”。
8軸シリンダが作り出す上下、左右、前後の動き、細かな路面のアンジュレーションまでを再現。
これまで2軸のみでシートを動作させてドライバーが受ける感覚を表現していた情報を、車体の“しなり”に委ねることによって、シートは前後Gとグリップ感の表現に専念。
CG映像と連動したリアルタイムな臨場感はシミュレータの枠を超越し、限りなく現実に近い“リアルな走行感”を実現しています。
フレーム構造からすべてを見直し、リアル走行に必須なハンドルからの情報を的確にフィードバック。
走行感の再現性と臨場感がますます進化。
●リアルを追求したシートポジション、ペダルポジションの修正
●各種パーツの強化
●シリンダの高速化
●ペダルをT300、T500RSに対応
車両の挙動をフレームで再現、限りなく実車に近い操作感覚を得ることが可能。
リアシリンダにリアルな動作モードを採用。リアのスライド量を表現
これまでのシミュレータではGによる情報で動作させていたため、グリップ感をドライバーに伝えることができませんでした。
リアの滑りを体で感じることができる、実用的なシミュレータ実現のため、車両の回転状況を常に監視し、リアが滑る時のみシートを回転させるプログラムを行い、微妙な滑り出しもドライバーの腰で感じることができるモードを採用しました。
グリップ感をも把握できます。
実車に限りなく近い、理想のドライビングポジションを再現。
実車の操作感を五感で感じるために最も重要な、ドライバー自身が肌に触れるハードウエアを、限りなく実車に近いレベルで再現するために、ハンドルポジション・ペダルポジション・シートポジションを可動式に進化させました。
ドライバーそれぞれが理想とするパーソナルなドライビングポジションをセッティングすることが可能です。
フレーム用シリンダ

フレームには4本のシリンダを装着。
4本のシリンダで車体のロール&ピッチを表現しています。
縁石、上り下りなどはもちろん、タイヤの接地感にいたるまで走行状態を常時体感できます。
設定により、前後左右のGによって動作させることも可能。
また、シリンダの動作速度、過減速、動作量も細かく設定することも可能ですので、走行する車種に合わせたセッティングによるリアルな走行感を再現する事ができます。
さらに、前後左右の4輪のタイヤの回転を監視し、ブレーキング時のロック、加速時のホイルスピンを検知し、4輪独立で振動を発生させドライバーへ伝達するプログラムもインストールされています。
(写真下)アクチュエータ
採用しているアクチュエータは空気圧制御システムをトータルにラインナップする信頼性の高い日本製を採用。
開発当初から約2000日以上、アクチュエータの故障はなく、抜群の耐久性を誇ります。
シート用シリンダ

独自のリアスライド機構を追加したACSIM2-S07Fにはシート部分に3本のシリンダを使用しています。
横G縦Gで前後左右動作し、リアのスライドで回転動作を表現。
これにより、車両の挙動をフレームで再現、G表現をシートで再現し、限りなく実車に近い操作感覚を得ることが可能となります。
7軸シリンダ制御レーシングシミュレータを動画でチェック
7軸のシリンダーの動きを見てみましょう。
長時間走行が可能に。
視覚情報と体の感覚とのズレによって生じて起こる、いわゆる”シミュレータ酔い”を動揺装置の制御により最小限に抑え、違和感を払拭させました。シミュレータ酔いも少なく長時間走行を可能にしています。
次の2軸の動作映像を見ながら、7軸との差を比べてみよう。
2軸と7軸では、リアルさが違います。
実際に体験してみるとその差がわかりますよ!